2021/09/16 13:55
鮭とサーモンピンクは同じ色ですが、鮭とサケ、漢字とカタカナ何が違うんでしょうか?
鮭は火を通して食べるもの、サーモンは生で食べるものと区別しているらしいです。
さて、そのサーモンピンクの色ですが、これは植物由来の色素が魚の身体に蓄積したものですって。
海の中にいる緑藻類はヘマトコッカスと言って緑色ですが、栄養の不足や渇水、強い光や高温などのストレスによってアスタキサンチンという真っ赤な物質になるらしい。
これが鮭やエビやカニに取り込まれ、色が赤く見えるんですね。
アスタキサンチンてよく耳にしませんか?
アスタキサンチンは、ヘマトコッカスがストレスにあらがって身体を守るために作り出す物質なんです。
その抗酸化力はビタミンEの数百倍ですって!!
例えば、アスタキサンチンを摂取していれば、紫外線による日焼けを起こしにくくして、肌の水分量が保たれ、肌に潤いを保つのです。
だから化粧品などで使用されています。
最近ではさらに、アスタキサンチンは、学習や記憶の能力を高めることが分かってきています。
例えば、ストレスにならない歩く程度の軽い運動が、脳の中で学習や記憶を担っている「海馬」と呼ばれる部分の機能を高めることは知られていました。アスタキサンチンは軽い運動と併用することにより、その能力は相乗的に高められるようです。
こんな素晴らしい食材を毎日の生活に取り入れない手はないですね。
サーモンのガスパチョや鮭のソテーはいかがでしょうか?
我が家ではサーモンのガスパチョにハーブのディルを添え、鮭のソテーにはバジルソースをかけて食べています。